新棋戦「加古川青流戦」の組み合わせが決定

長引く不況の影響でスポーツ競技のスポンサー離れが深刻ですが、囲碁や将棋の世界も大変です。将棋では、テレビ東京の「早指し戦」、日刊現代の「勝ち抜き戦」が10年位前に無くなりました。

そんななか、久保棋王や神吉六段、井上八段の地元である加古川市と神戸新聞の共催で、「加古川青流戦(清流ではない)」という新棋戦が誕生しました。地元の人間としては非常にありがたいことです。

若手棋士をはじめ、奨励会員、女流トップ棋士、アマ強豪らの46人(予定)が参加するトーナメント形式とのことで、決勝は3番勝負。普段棋譜を見てもらえる機会の少ない若手は燃えるんじゃないでしょうか。

新人王戦を見ていても毎年、奨励会員あるいは元奨励会員が奮闘しているので、三段リーグでずっと上位の荒木三段あたりに一発かましてもらいたいところ。

組み合わせで気になるところでは、新人の船江四段が里見女流と1回戦で当たっています。棋聖戦の挑戦者決定戦まで行った経験のある関西四天王の稲葉四段に快勝するなど、男性プロを撃破したことのある里見女流ですので、船江四段としてはプレッシャーがかかる一戦になるかも?