兵庫県の病院評価と看護師について
この数年、医療機関のサイトに「日本医療機能評価機構 認定病院」と表示してある病院が増えきました。日本医療機能評価機構とは、患者さんに提供する医療の質の向上をはかるために、医療機関の機能を学術的な観点から中立的な立場で評価する第三者機関として、設立された財団法人で、病院機能評価や機能の改善支援などの事業を行っています。
現在、日本全国には8,700もの病院がありますが、このうち2,500(兵庫県では市立加西病院ほか120)もの医療機関が認定を受けています。認定を受けるためには、病院機能評価の審査申し込みの後、説明会から始まって書面での審査、訪問審査など多くのプロセスを経なければなりません。
各審査には、病院管理、運営、リーダーシップ、安全対策、患者サービス、各科の診療体制など、病院の機能や診療、組織にかかわる数多くの詳細な項目があり、不備が指摘された場合には改善と再審査が必要です。
また、病院職員を総動員しての取り組み、大量の書類作成など、審査に必要な労力も大きく、審査プロセスの各段階には決して安くない料金が設定されています。更に認定を継続していくためには、5年後との更新審査も必要になります。
認定病院であることが、病院のステイタス以上に、患者にとっての本当のメリットになるかどうかは、各病院それぞれの、医療に取り組む姿勢にかかっています。
一方、医師や看護師の立場から見て、その医療機関が働きやすい職場であるかどうかを審査する病院評価事業(ホスピレート)というのもあります。これは学識者や弁護士、医師などで作る委員会がその組織のトップの経営方針、医療従事者への出産・育児サポート体制など7つの項目をチェックするもで、兵庫県で看護師の求人をお探しの方は、こういった評価基準を職場選びの際のひとつの目安にしてみてはいかがでしょうか。
新棋戦「加古川青流戦」の組み合わせが決定
長引く不況の影響でスポーツ競技のスポンサー離れが深刻ですが、囲碁や将棋の世界も大変です。将棋では、テレビ東京の「早指し戦」、日刊現代の「勝ち抜き戦」が10年位前に無くなりました。
そんななか、久保棋王や神吉六段、井上八段の地元である加古川市と神戸新聞の共催で、「加古川青流戦(清流ではない)」という新棋戦が誕生しました。地元の人間としては非常にありがたいことです。
若手棋士をはじめ、奨励会員、女流トップ棋士、アマ強豪らの46人(予定)が参加するトーナメント形式とのことで、決勝は3番勝負。普段棋譜を見てもらえる機会の少ない若手は燃えるんじゃないでしょうか。
新人王戦を見ていても毎年、奨励会員あるいは元奨励会員が奮闘しているので、三段リーグでずっと上位の荒木三段あたりに一発かましてもらいたいところ。
組み合わせで気になるところでは、新人の船江四段が里見女流と1回戦で当たっています。棋聖戦の挑戦者決定戦まで行った経験のある関西四天王の稲葉四段に快勝するなど、男性プロを撃破したことのある里見女流ですので、船江四段としてはプレッシャーがかかる一戦になるかも?